東野圭吾さんを偲ぶ
最近、めっきり活字を読まなくなってしまいました。
それでも、映画はよく見るので、特に邦画を思い返してみると、ダントツに多いのは、間違いなく東野圭吾先生の作品です。
先日、68歳という若さでお亡くなりになりました。謹んでご冥福をお祈りいたします。東野圭吾さんは2026年7月23日、大腸がんのため逝去されました。
訃報に接し、あらためて映画『秘密』を観ました。
私にも二人の娘がいますので、物語としてはとても残酷なのですが、家族とは何なのか、夫婦とは何なのか、そして人を愛するとはどういうことなのか――非常に考えさせられる映画でした。
ほかにも『麒麟の翼』を観た時には、実際に日本橋まで足を運び、舞台となった場所を見学したことがあります。
そして『手紙』。
あの作品に関しては、号泣というより「嗚咽した」と言ったほうが正しいかもしれません。
それほど、東野圭吾先生の作品には何度も心を揺さぶられてきました。
私にとって東野圭吾先生は、まさに日本を代表するミステリー作家であり、第一人者でした。
そして、そんな偉大な方と比べるのはおこがましいのですが、私にも一つ、長年追い続けているものがあります。
「予防歯科」です。
こう見えても私、2004年に山形県酒田市にある“予防歯科の聖地”ともいえる場所で学び、「オーラルフィジシャン」という認定を取得しました。
今から22年前のことです。
当時の歯科界では、現在ほど「予防」という考え方は一般的ではありませんでした。
虫歯になったら削る。
歯周病が進んだら治療する。
歯を失ったら入れ歯を入れる。
それが当たり前の時代でした。
その中で私は、
「病気になってから治すのではなく、病気にならないために歯科医院へ通う」
という考え方に大きな可能性を感じました。
もちろん、最初から順風満帆だったわけではありません。
逆風もありました。
それでも今日まで、そしてこれからも私が予防歯科を続けていこうと思える原点は、あの2004年の決意にあると思っています。
今では、このブログでも毎日のように予防歯科について発信しています。
そして本日も、歯のメンテナンスのために多くの患者さんが富士歯科医院へ来院されます。
22年前には想像もできなかった光景です。
東野圭吾先生は、数え切れないほどの素晴らしい作品を世の中に残してくださいました。
私には小説を書くことはできません。
しかし歯科医師として、私にできることがあります。
予防歯科の素晴らしさを、一人でも多くの方に伝えること。
そして、
「歯が悪くなってから歯医者へ行く」のではなく、「歯を悪くしないために歯医者へ行く」という文化を広げること。
まだまだ道半ばです。
私もいつの日か「予防歯科の第一人者」と呼ばれるくらいまで、これからも愚直に予防歯科を発信し、実践し続けていきたいと思います。
東野圭吾先生、たくさんの感動をありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
北区・田端で歯のクリーニング、予防歯科、定期メンテナンスをお考えの方は、富士歯科医院へお気軽にご相談ください。




