幼稚園や小学校のころ、当たり前のように歯のクリーニングへ通っていたお子さんがたくさんいます。
月に一回、あるいは定期的に、足しげく通ってくれていました。
そのころは虫歯も抑えられ、歯もきれいに保たれていました。ご家族も、お子さんの歯を大切に考えてくれていました。
ところが、中学生になるころから、少しずつ通院の間隔が空いてきます。
部活動が忙しくなる。
塾や受験が始まる。
学校生活のリズムが変わる。
そして高校生、大学生になると、歯のクリーニングにほとんど来なくなってしまう方も少なくありません。
私が長年診療を続けてきて感じるのは、歯が悪くなり始める大きな節目が、二十歳前後にあるということです。
大学生活、アルバイト、一人暮らし、就職。
環境が変われば、生活習慣も変わります。
夜更かしが増える。
食事の時間が乱れる。
甘い飲み物を飲む機会が増える。
忙しさの中で、歯みがきや歯のクリーニングの優先順位が下がってしまう。
そのような時期に、虫歯ができ始めることがあります。
せっかく小学校時代に虫歯を抑えることができていたのに。
せっかく良い習慣として、歯のクリーニングに通うことが身についていたのに。
なぜ、その習慣が続かなくなってしまうのでしょうか。
もちろん、中学生、高校生、大学生は忙しいと思います。
受験もあります。
部活動もあります。
友人との時間もあります。
新しい生活も始まります。
しかし、歯は一生付き合っていくものです。
小学校時代に毎月通っていたのであれば、大人になってからも毎月とは言いません。
せめて年に二回、三回。
あのころのように、歯のクリーニングに通う習慣を思い出してほしいのです。
虫歯になってから歯科医院へ行くのではなく、虫歯にならないために通う。
小さいころに身につけたその習慣は、本来、一生の財産になるはずです。
だから私は、予防歯科について書き続けています。
今すぐ来てください、という話だけではありません。
いつか思い出してほしい。
忙しい毎日の中で、自分の歯のことを少しだけ思い出してほしい。
幼いころに守ってきた歯を、大人になってからも大切にしてほしいのです。
歯のクリーニングは、子どものころだけのものではありません。
むしろ、生活が大きく変わる中学生、高校生、大学生、そして社会人になってからこそ大切になります。
歯は、一生使うものです。
だからこそ、良い習慣を途切れさせないでほしい。
それが、私が予防歯科について書き続ける理由のひとつです。
北区・田端で歯のクリーニング、予防歯科、定期メンテナンスをお考えの方は、富士歯科医院へお気軽にご相談ください。